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『モンクモード』ていうカッコイイ言葉を考えてみた①~『モンクモード』って何だ?~

1 山にこもることがモンクモードなのか

「モンク」と聞くと、私はどうしても山を想像してしまいます。

人里離れた場所にこもり、静かな環境で修行する。

人と会うこともなく、世間から離れて、自分自身と向き合う。

それはそれで、とても分かりやすいモンクモードです。

でも、現実の私はそうはいきません。

仕事があります。

家族もいます。

人と話します。

お客様とも接しますし、職場の人とも接します。

日常生活の中で、人と接しないということは、まずありません。

そもそも、人と接することを避けたいとも思っていません。

人と話すことで気づくこともあります。

自分にはなかった考え方を知ることもあります。

思いがけない刺激を受けることもあります。

そう考えると、

「モンクモード=人と接しないこと」

とするのは、私の生活には少し合わないような気がします。

2 人と接すると、自分は揺れる

人と接していると、どうしても心は揺れます。

誰かに褒められれば嬉しい。

反対に、否定されれば落ち込む。

自分よりうまくいっている人を見ると、焦ることもある。

誰かの何気ない一言が、妙に心に残ることもあります。

良い刺激もあれば、あまり受けたくない刺激もあります。

そして私は、そういうものに比較的影響を受けやすいほうだと思います。

だからといって、

「何があっても動じない人になろう」

とは、あまり思いません。

人と接して心が動くのは、ある意味では自然なことだからです。

嬉しいものは嬉しい。

嫌なものは嫌だ。

心配になるときもある。

それでいいのではないかと思っています。

むしろ大切なのは、心が揺れたことではなく、その後なのではないか。

最近、そんなことを考えるようになりました。

3 自分軸とは、揺れないことなのか

私はこれまで、「自分軸」という言葉を何度か考えてきました。

自分軸というと、

「人に流されない」

「自分の意見を貫く」

「周りが何と言おうと、自分の道を進む」

そんなイメージがあります。

もちろん、それも自分軸の一つなのだと思います。

でも、今の私は少し違うように感じています。

人と接すれば、影響を受ける。

何かを言われれば、心が揺れる。

それでも、

「自分はどう思うんだろう?」

と、自分のところへ戻ってくる。

それも自分軸なのではないか。

そう思うようになりました。

つまり、

自分軸とは、揺れないことではなく、揺れたあとに自分のところへ戻ってこられること。

なのかもしれません。

そう考えると、「モンクモード」という言葉も、少し違った見え方をしてきます。

4 自分の中に軸足を置いて、世間と接する

山にこもる。

人と接しない。

外からの刺激を遮断する。

そうではなく、

自分の中に軸足を置いたまま、世間と接する。

そんなモンクモードがあってもいいのではないか。

仕事をする。

人と話す。

家族と過ごす。

誰かの意見を聞く。

社会の中で普通に生活する。

その中で、いろいろな刺激を受ける。

もちろん、心も揺れる。

でも、そのたびに、

「私はどう思うのだろう?」

「これは本当に自分が望んでいることなのだろうか?」

と、自分のところへ戻ってくる。

それなら、人と接することとモンクモードは、別に矛盾しないのではないか。

そんなふうに思えてきました。

そして、ここで一つ気になることがあります。

人と接すると、これほどまでに心が揺れる。

では、なぜ私たちは、そんなにも外からの刺激に影響されるのでしょうか。

そして、なぜ人は、分かりやすく強い刺激を求めてしまうのでしょう。

一方で、瞑想や読書、ウォーキングのように、その場では効果が分かりにくいものもあります。

でも、後になって「あれ、なんだか良かったな」と思うものもある。

もしかすると、ここにも「自分軸」と「モンクモード」を考えるヒントがあるのかもしれません。

5 今回、気づいたこと

今回、「モンクモード」という言葉から、自分なりにいろいろと考えてみました。

私の場合、モンクモードとは、人と接しないことではなさそうです。

むしろ、

モンクモードの自分が、人と接する。

そんな感覚に近いのかもしれません。

人と接する。

刺激を受ける。

心が揺れる。

それでも、自分のところへ戻ってくる。

そのためには、そもそも「自分のところ」と呼べるものが必要なのではないか。

そして、その「自分のところ」を作っているものは、案外、派手なものではないのかもしれません。

次回は、私たちを揺さぶる「刺激」について、もう少し考えてみたいと思います。

モンクモードとは、一体どんな状態なのか。

もう少し、自分なりに考えてみます。

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