こんにちは ヨハニです。
本日は巷で大人気、日本の『発酵食品』を考えていきたいと思います。
内容はとても浅いので、ゆる~く見て頂ければ幸いです。

1 発酵とは
『発酵食品』と聞いて私は“納豆”“ヨーグルト”“ぬか漬け”と、とてもスタンダードなところが真っ先に思い浮かびました。
実際、40代と妙齢な私は積極的に“ぬか漬け”や“納豆”など発酵食品と呼ばれるものを毎日の食事に取り入れようとしています。人生の折り返し地点である40代。これからという事もあり体のメンテナンスに色々と気を配っています。
専門的な事は私にはわかりませんが『発酵食品=健康』というイメージは世間一般的だと思います。
さて、本題です。
『発酵』とは?
・簡単に言うと微生物の活動によって食べ物が人間にとって有益な形に変化する事です。
『発酵食品』とは?
・微生物などの働きで発酵させる事で加工した食品の事です。
2 『発酵』と『腐敗』の違い

私が子供の頃に納豆嫌いの友人が『納豆は豆が腐ったもの』と言っていたのを思い出します。
当然ですが納豆は豆が『腐敗(腐る)』のではなく『発酵』したものですよね。
それでは明確な違いとは…それは、簡単に言うと人体にとって有害か有用かの違いだそうです。
わかりやすいですね。微生物の働きで人間に有益な物質を作り出すのが発酵。逆に有害な物質を作り出すのが
腐敗だそうです。
3 日本初の発酵食品『醤(ひしお)』

皆さん、『醤(ひしお)』ってご存知でしょうか?
字を見て気づかれた方もおられるのではないでしょうか。
そうです。『醤』の字が『醤油(しょうゆ)』に入っています。
中国大陸から伝わったと言われている『醤』。
『醤』と同時に『発酵技術』も日本に伝わりました。
さて、『醤(ひしお)』とは…
『醤(ひしお)』とは醤油のルーツといっても良い調味料です。
食材を塩漬け(塩蔵)にして出てくる液体の事です。
食材の種類によって、醤にも種類が異なってきます。
魚介類を塩漬けしたものから出来る醤は魚醤(うおびしお)。
☆日本の三大魚醤
・いかなご醤油(四国地方)
・いしる(能登)
・しょっつる(秋田)
☆海外の有名魚醤
・ナンプラー(タイ)
・ニョクマム(ベトナム)
肉と内蔵を塩漬けしたものから出来る醤は肉醤(ししびしお)。
・日本では塩辛(イカ)が有名です。
野菜を塩漬けしたものから出来る醤は草醤(くさひしお)。
・塩で漬けたお漬物から出る液体です。
穀物・豆(大豆など)を塩漬けしたものから出来る醤は穀醤(こくびしお)。
・日本では醤油や味噌が有名です。
・他の食物と違って穀物や豆類は塩漬けだけでは発酵しません。発酵させるには熱や“麹”といったものが必要になります。
4 食料の保存が目的

昔の人がグルメの為、胃腸の為に発酵食品を考えたわけではどうやら違うようです。
もとは食料供給が不安定な状況でいかに食料がある時に長期保存できるかを考えた結果『発酵食品』
が生み出されたようですね。
食料を長期保存する為のもの。それは『塩』です。塩漬けにして長期保存させる。
これを『塩蔵(えんぞう)』と呼びます。
5 日本食の発酵食品の歴史

始まりは縄文時代だと言われています。
縄文時代から弥生時代にかけて、日本の発酵食品は大きく進歩したと言われています。
弥生時代になると稲作が盛んになり日本人の主食は米になっていき、同時に米を使った発酵食品の
製造が盛んになりました。日本酒はその時に作られ出したようです。
平安時代には発酵食品作りは盛んになり酢漬け、粕漬けなど漬けものが作られ、魚醤や味噌もすでに
作られていたようです。
発酵食品のメカニズム、微生物の活動が発見されたのは17世紀頃だと言われていて意外に遅いなと私は感じました。
現在も発酵食品は研究されているようです。需要が高まるにつれ研究開発の熱も上がるというものでしょうか。
まとめ
昔から日本人の生活に欠かせない発酵食品。
現在では健康を意識した発酵食品の食生活が流行っているように思います。
デメリットとしては塩分糖分が意外に多かったりするものがあるので付き合い方に気を付け
さえすれば頼もしい相棒になりそうですね。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。