ヨハニログ

古来の日本にもサウナがあった!?

1 体の不調は自律神経の乱れから!?

※こういう事を題名にしてしまうと、様々な面から避けられがちなのですが。

あくまで個人の感想と言いますか主観と言いますか、私個人が感じて取り組んでいる事として読んで頂けたら幸いです。

私は40代という妙齢にさしかかっているという事もあり、今まで気にしていなかった体の声に敏感になってきています。もしくは敏感になろうと体の声に耳を傾けようと意識的になっている部分があります。

そんな中、ちょっとした体調の変化や気分の浮き沈みが自分の日常にはあるなと感じています。特に何かあったわけでもなく、熱も平熱。風邪でもない。といった感じです。

しかし、よく考えてみるとストレスを感じた事や睡眠時間や運動習慣などの少しのイレギュラーがある事に最近気づきました。そんな些細な事で乱れやすい私の自律神経。自力で修正出来る事(睡眠時間や運動習慣)以外のアプローチ。それが『サウナ』ではなかろうかと私は考えました。

実際、サウナに行ってみると効果はテキメンでした。あくまで私個人の主観ですが。その他の睡眠時間や運動習慣などの改善も功を奏したのかもしれませんが、頭も体もサッパリとします。

などなど、40代の私は今後の人生、自律神経が大きなキーワードになってくるなと考えています。

2 サウナで有名な国と言えば!?

『フィンランド』らしいです。

私もうっすらと『北欧の国』かな?と思っていました。

サウナの後は水風呂でなく雪にダイブ。もしくは湖にダイブ。そんなイメージです。

国民の4人に1人が自宅にサウナを持っているようです。う、う、羨ましい!!

もちろん、健康維持が目的とされてる事が主な目的だそうです。他にも社交場としての面もあったりと文化そのものと言ってもよいでしょう。

3 日本の歴史にサウナはないの!?

最近、『サ活』や『出来るサラリーマンはサウナ』など耳にすることがありますよね。

個人的に本当に最近聞くようになったので、サウナ文化は最近外国から輸入されたのかな?と感じていました。

実際、私は40代になるまでサウナに関して考えた事もなかったです。

たまに温泉に行った時に入浴のついでにサウナに入ったりするくらいでした。

…という事で調べてみました。

結論を言いますと、ありました。

厳密に言うと“サウナと言って良いもの”です。

4 日本古来の石風呂(古代サウナ)

石風呂とは…洞窟や岩穴をくり抜いたり、石で造ったものです。密室にすることで蒸気をこもらせ蒸気浴をするものです。蒸し風呂です。サウナといって良いでしょう。特に四国地方や瀬戸内海周辺で発達したようで、現在も山口県にある阿弥陀寺では当時の石風呂に入る事が出来るようです。このように稼働しているものから、していないものまで残っているものもあるようです。

起源は中国や朝鮮半島だそうです。わかっている所では山陽地方は重源上人が広めて四国地方は空海が広めたと言われています。“わかっている”といってもあくまでも“言われている”というだけですが💦

重源上人は60歳の時に平氏によって焼き討ちされた奈良にある東大寺の再建に、その後の人生を捧げた事で有名です。東大寺再建で使用された材木は山口県からのもので、その時に材木の伐採から運搬作業に従事された方々の慰労や病気治療の為に石風呂を作ったと言われています。その石風呂の一つが山口県にある阿弥陀寺の石風呂と言われています。

重源上人は人生で三度も中国に入宗僧として留学されている所から考えると、石風呂の効能効果を現地で見て実感されていた事でしょう。また、石風呂を作る技術も学ばれていたようです。もともと仏教では入浴は世俗のけがれを流し去り身体を清浄に保つ行為とされていました。また、僧侶自らの身を清めるだけでなく民衆にも病を防ぎ健康を保つため石風呂は提供されていたようです。

5 今も昔も変わらない存在

西洋、東洋問わず人々がサウナに期待してきた歴史は変わりませんね。

詳しい事はわかりませんが大河ドラマなどを見ていると蒸し風呂のシーンが多いですよね。

身体の汚れを浮かび上がらせてからタオルで拭く、というスタイル。

一般的な入浴方法だったんでしょうか?

とにかく、重源上人が作られた石風呂は高温のなかで体を温める方式だったようなのでサウナと言って良いでしょう。

6 まとめ

結論

・空海や重源上人の時代にはすでに日本にはサウナ(石風呂)があった。

・サウナに求めていたものは今も昔も変わらない。

サウナが出来た当時から現在まで日本人全員がサウナに入れた訳ではないので日本人全員がサウナの恩恵を受けた訳ではありません。しかし、特に瀬戸内海周辺と四国地方の一部分の方々の健康法としてはサウナは活躍していたようですね。

サウナは健康状態や体質などもあるので全員に進めるわけにはいきませんがサウナによって健康的になる方々は多いのではないでしょうか。

是非、『会社の福利厚生の一環のサウナ』、『公共施設としてのサウナ』など様々な方法でサウナの敷居を低くしていただけると個人的には助かります。

どうでしょうか?“整いました”でしょうか?

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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