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人間をやってみて思うこと③ 失った全能感 83

1 子どもの頃の不思議な自信

私は小学4年生頃まで、

根拠のない自信を持っていたように思います。

何でもできると思っていたわけではありません。

実際にはできないことの方が多かったかもしれません。

それでも、

自分は大丈夫。

自分は人より優秀だ。

そんな感覚がどこかにありました。

毎日、どんな良い事がおこるのだろう?

毎日、どうやって注目を浴びよう?

毎日、自分はヒーローだ、というくらいの気持ちでいました。

今思うと不思議です。

2 いつの間にか消えていた

しかし成長するにつれて、

その感覚は少しずつ薄れていきました。

勉強。

運動。

友人関係。

世の中には自分より優れた人がたくさんいる。

そんなことを知るようになりました。

そして気付けば、

子どもの頃に持っていた自信はなくなったように感じていました。

3 自信を失ったと思っていた

長い間、

私は自信を失ったのだと思っていました。

子どもの頃は自信があった。

大人になって自信がなくなった。

そう考えていたのです。

しかし最近になって、

少し違うのではないかと思うようになりました。

4 全能感と自信は違うのかもしれない

子どもの頃の私は、

自分の限界を知りませんでした。

世の中の広さも知りませんでした。

だからこそ、

根拠のない自信を持てたのかもしれません。

そして考えてみると、

当時の私は今とは反対に、良い未来ばかり想像していたように思います。

思考が良い方向へ振り切れていただけだったのかもしれません。

一方で今の私は、

失敗も知っています。

上手くいかないことも知っています。

自分にできないことも知っています。

それでも、

少しずつ積み重ねれば前に進める。

自分が納得できる状況に近付ける。

そう思えるようになりました。

最近は、

これも一つの自信なのかもしれないと思っています。

5 今の方が静かな自信かもしれない

子どもの頃の自信は大きなものでした。

しかし今の自信は少し違います。

目立つものではありません。

強く主張するものでもありません。

失敗することもある。

上手くいかない日もある。

それでも大丈夫。

そんな静かな自信です。

6 まとめ

私は長い間、

子どもの頃の自信を失ったと思っていました。

しかし今振り返ると、

失ったのは全能感だったのかもしれません。

そしてその代わりに、

少しずつですが別の形の自信が育っていたような気がしています。

次回は、

「比較してしまうのも人間なのかもしれない」

というテーマについて書いてみたいと思います。

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