ヨハニログ

天職でなくても、やっていける③~数字だけでは、満たされなくなった~213

第1章 「お金があれば辞める」は、本当なのか?

私が仕事に求めているものは何だろう。

そう考えたとき、最初に出てくる答えは、やっぱりお金です(笑)。

生活があります。

家族もいます。

仕事をする以上、当然ながらお金は大切です。

だから、

「仕事にお金を求めるのは良くない」

なんて、私は全く思いません。

むしろ、

お金は大事です(笑)。

ところが、ある時ふと考えました。

「もし、今よりもっとお金があったら、私は今の仕事を辞めるだろうか?」

答えは、意外なことに、

「完全にノー」

でした。

自分でも少し不思議でした。

もっとお金があれば、嫌な仕事を辞める。

昔の私は、そんなふうに考えていたような気がします。

でも今は違う。

もちろん、仕事には苦しいこともあります。

嫌なこともあります。

考えたくないような課題もあります。

それでも、

「辞めたいか?」と聞かれると、そこまでではない。

なぜなのでしょう。

自分でも、はっきり分かりませんでした。

第2章 もしかすると、仕事は「居場所」なのかもしれない

しばらく考えて、ふと思いました。

もしかすると、仕事は私にとって「居場所」なのかもしれない。

今の仕事を辞めたら、毎日どこへ行けばいいのだろう。

家には家族がいます。

もちろん家族との時間は大切です。

でも、仕事がなくなれば、毎日行く場所がなくなる。

人と会話する相手も、ほとんど家族だけになる。

そう考えると、

「仕事を辞めたいわけではない」

という自分の気持ちが、少し分かるような気がしました。

もちろん、私は職場の人間関係を、

「毎日楽しくて仕方がない!」

と思っているわけではありません(笑)。

人と関わるのは、やっぱり気を使います。

疲れることもあります。

それでも、

「人と関わる場所がある」

ということ自体には、意味があるのかもしれません。

仕事とは、お金を稼ぐ場所だけではない。

社会との接点であり、自分が何かの役割を持つ場所でもある。

そして、長年そこにいると、

いつの間にか人生の一部になっている。

もしかすると、私が今の仕事を辞めたくない理由の一つは、そこにあるのかもしれません。

第3章 私が本当に興味を持つようになったもの

では、数字への興味が薄れてきた今、私は仕事の何に興味を持っているのでしょうか。

最近の私は、

「仕事の進め方」そのものに興味があります。

どうすれば、もっと良い仕事ができるのか。

どうすれば、周りの人が動きやすくなるのか。

どうすれば、今の環境を少しずつ良くしていけるのか。

そんなことを考えています。

昔の私は、

「自分が結果を出す」

ことに強い関心がありました。

でも今は、

「どうすれば、この環境の中で良い仕事ができるのか」

に興味が移ってきました。

これは、転職して環境が変わったことも大きいと思います。

今は以前より大きな企業で働いています。

当然、自分一人の力だけではどうにもならないことが増えました。

昔のように、

「自分が頑張ればいい」

という個人芸だけでは、限界があります。

だからこそ、

人との関係。

仕事の進め方。

環境づくり。

そういったものを考えるようになったのだと思います。

第4章 結果を求める気持ちは、なくなったわけではない

ここは少しややこしいところです(笑)。

私は、結果に対する興味がなくなったわけではありません。

むしろ、結果を求める気持ちは、今でもかなりある方だと思います。

ただ、昔とは少し違います。

なぜなら、

私はこれまで、実際に結果を残してきたからです。

だから、どこかに、

「やったら、できるよ。」

という感覚があります(笑)。

もちろん、何でも簡単にできると思っているわけではありません。

うまくいかないこともあります。

数字が悪い月もあります。

それでも、

「数字が悪かった。だから自分はダメだ」

とは、以前ほど思わなくなりました。

「今回は悪かったな」

くらいです。

そして、

「じゃあ、どうしようか」

と考える。

これは、若い頃の私とはかなり違います。

昔は、結果が自分に自信を与えてくれました。

今は、これまで結果を出してきた経験そのものが、自分の自信になっている。

だから、目の前の結果にそれほど振り回されなくなったのだと思います。

まとめ 仕事を「続ける理由」は、数字だけではなかった

40代になって、私は少しずつ気づき始めました。

私は、仕事にお金を求めています。

それは間違いありません(笑)。

でも、お金だけなら、もっと条件の良い仕事を探せばいいのかもしれない。

それでも、私は今の仕事を辞めたいとは思わない。

なぜなのか。

そこには、

居場所としての仕事。

人と関わる場所としての仕事。

自分が役割を持つ場所としての仕事。

そして何より、

自分なりに仕事を工夫していく面白さ。

そんなものがあるのだと思います。

昔は、

「この仕事は自分の天職なのか?」

と考えていました。

その次には、

「この仕事で成功できるのか?」

と考えていました。

そして今は、

「この仕事を、どうやって自分なりに面白くしていこうか?」

と考えている。

これは、私にとってかなり大きな変化です。

結果を求める気持ちは残っています。

でも、今は結果だけを見ているわけではありません。

むしろ、

その結果に至るまでの過程に、以前より興味があります。

試してみる。

失敗する。

考える。

また試す。

少し変えてみる。

そんなことを繰り返していると、仕事そのものが少し面白くなってくる。

そして私は、最近になって思うのです。

もしかすると、仕事というものは、

「自分に向いている仕事を見つけること」だけが答えではないのではないか。

自分が置かれた環境の中で、

「自分なりの仕事との関わり方を見つけていく」

という方法もあるのではないか。

そんなことを考えるようになりました。

ただ、ここで一つ、昔の自分とは決定的に違うことがあります。

それは、

「人との関係」を無視できなくなったことです。

昔の私は、自分一人で結果を出すことばかり考えていました。

今は違います。

仕事の中で、周りの人とどう関わるのか。

自分が置かれた環境を、どう大切にしていくのか。

そこに、以前とは違う仕事の面白さを感じています。

そして、どうやら私にとっての「仕事の答え」は、数字の中だけにはなかったようです。

次回は、私が今、仕事で一番大切にしている「人との関係」について、もう少し掘り下げてみたいと思います。

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