ヨハニログ

仕事の距離を探してみた⑤~仕事の外側に、自分の人生を作っていく~230

第1章 仕事を人生の中心から「一つの場所」へ戻していく

仕事は大切です。

生活を支えてくれる。

責任もある。

人とのつながりもある。

自分の能力を使う場所でもある。

だから、仕事を小さくしすぎる必要はありません。

ただ、

「仕事が自分の人生のすべてではない」

ということは、覚えておきたい。

私は40代になって、それを強く感じるようになりました。

若い頃は、仕事に全力を注ぐことにも意味があったと思います。

経験を積む。

責任を増やす。

できることを増やす。

評価される。

それも人生の大切な時期です。

でも、ずっと同じ熱量で走り続ける必要があるのかというと、そうではないのかもしれません。

人生には、その時々で大切にしたいものがあります。

仕事を頑張る時期があってもいい。

家族を大切にする時期があってもいい。

身体を整える時期があってもいい。

何かを作る時期があってもいい。

自分について考える時期があってもいい。

そして、

仕事の比重を少し下げたからといって、人生を諦めたことにはならない。

むしろ、

「人生には仕事以外にも、こんなにたくさんのものがあったんだ」

と気づくことがあります。

私にとって、それは大きな発見でした。

第2章 「自分の時間」が増えると、人生の景色が変わる

最近の私は、休日の時間を以前より楽しみにするようになりました。

例えば、早朝ウォーキング。

前日の夜から、

「明日は歩こう」

と思う。

朝、外へ出る。

まだ静かな街を歩く。

新鮮な空気を吸う。

身体が動き始める。

心も少しずつ整っていく。

そして帰ってくる。

たったそれだけのことです。

でも、その時間が楽しみなのです。

スクワットもそうです。

少し身体を動かす。

すると気分が前向きになる。

筋肉も少しずつついてくる。

そして、

「自分の身体を自分で整えている」

という静かな自信が生まれる。

ブログもそうです。

書きながら考える。

考えながら、自分のことが分かってくる。

何気ない日常の出来事が、人生について考える材料になる。

こうして考えると、

人生を大きく変えるものは、案外小さいのかもしれません。

大きな目標。

大きな成功。

大きな決断。

もちろん、それらも人生を変えるでしょう。

でも、

「明日の朝、歩こう」

「今日はスクワットをしよう」

「少しブログを書こう」

そんな小さなことでも、自分の一日を変えることができる。

一日が変われば、一週間が変わる。

一週間が変われば、少しずつ生活が変わる。

生活が変われば、

人生の感じ方まで変わってくる。

私は最近、そんなことを実感しています。

第3章 「仕事で成功する人生」だけが、充実した人生ではない

以前の私は、人生が良くなるということを、

「仕事がうまくいく」

「評価される」

「収入が増える」

「もっと良い立場になる」

といったものと結びつけていたのかもしれません。

もちろん、お金はあれば嬉しいです(笑)。

収入が増えれば、できることも増えます。

家族に何かしてあげることもできます。

将来への安心にもつながります。

だから、マネタイズもしたい。

ブログだって、できれば収入につながってほしい。

そこは正直なところです(笑)。

でも、最近は、

「それだけではないよな」

と思うようになりました。

例えば、休日の朝に歩く。

お腹が空いて帰ってくる。

家で食べるおにぎりと味噌汁が、ものすごく美味しい。

高級なフランス料理ではなくても、

「これで十分幸せだな」

と思える。

逆にフランス料理より、自分にはしっくりくる(笑)

これって、結構すごいことなのではないでしょうか。

お金が増えれば幸せになる。

成功すれば幸せになる。

良いものを持てば幸せになる。

もちろん、そういう幸せもあります。

でも、人間が感じる満足感は、それだけではない。

身体を動かした後の気持ちよさ。

自分で作ったものを食べる喜び。

家族と何気なく過ごす時間。

自分の考えを文章にする楽しさ。

植物が少しずつ育つこと。

一日を自分なりに過ごせたという感覚。

そういうものも、

確かに人生を豊かにしてくれます。

そして、それらは必ずしも大金を必要としません。

むしろ、

「お金があったら、もっと幸せになれる」

と思い続けていると、

今すでに持っているものに気づけなくなることさえある。

だから私は、

お金を求めながら、お金だけを人生の答えにはしない。

そんなバランスでいたいと思っています。

第4章 仕事との距離を決めるのは、自分の「外側の人生」なのかもしれない

ここまで考えてきて、一つの答えに近づいてきました。

仕事との距離を決めるのは、

「仕事をどれくらい頑張るか」

だけではない。

むしろ、

「仕事以外に、自分の人生をどれくらい持っているか」

なのではないか。

仕事しかなければ、仕事の出来事が大きくなります。

仕事で嫌なことがあれば、人生全体が嫌になる。

でも、

仕事以外にも大切なものがあれば、

「今日は仕事で嫌なことがあった」

で終わる。

家に帰れば家族がいる。

休日には歩く。

身体を動かす。

ブログを書く。

本を読む。

何かを作る。

庭をいじる。

美味しいものを食べる。

何もしない。

そんなものが一つずつ増えていけば、

仕事の問題が人生全体の問題ではなくなる。

これは、私にとってかなり大きな気づきです。

だから、仕事との距離を取るために、

「仕事を減らそう」

と考えるだけではなく、

「仕事の外側に、自分の人生を増やしていこう」

と思うようになりました。

仕事が人生の100%だったものを、いきなり50%にする必要はない。

まずは、

「仕事以外に、今日はこれがある」

というものを一つ作る。

また一つ作る。

そうしていくうちに、

気づけば仕事が人生のすべてではなくなっている。

そんな変化でもいいのだと思います。

そして、これは「逃げる」ということとも違います。

むしろ、

自分の人生を、自分の手元に取り戻していく作業

なのだと思います。

まとめ 仕事は人生の一部。人生そのものではない

5回にわたって、「仕事との距離を探してみた」という話を書いてきました。

仕事が終わっても、仕事を終えられなかった。

仕事に必要以上の熱量を使っていた。

心に余白がなくなっていた。

でも、少しずつ仕事との距離を取ってみた。

すると、自分の生活が戻ってきた。

小さな楽しみが増えた。

休日が楽しみになった。

仕事中にも、少し余裕が生まれた。

そして、仕事そのものにも以前とは違う気持ちで向き合えるようになってきた。

こうして振り返ってみると、

私が欲しかったのは、

「仕事のない人生」ではなかったのだと思います。

仕事があってもいい。

大変でもいい。

嫌なことがあってもいい。

ただ、

仕事によって、自分の人生全体まで支配されたくなかった。

それだけだったのかもしれません。

仕事は仕事として、きちんとやる。

その代わり、仕事が終われば自分の人生に戻る。

そして、自分の生活の中に小さな楽しみを増やしていく。

歩く。

身体を動かす。

考える。

書く。

家族と過ごす。

食べる。

眠る。

何かを作る。

そんな一つ一つを、

「たいしたことではない」

と片付けない。

もしかすると、

こういう小さなものこそ、人生を支えているのかもしれません。

私は今、

「仕事で人生を良くする」

だけではなく、

「生活を良くすることで、人生全体を少し良くしていく」

という考え方を持ち始めています。

大満足の人生でなくてもいい。

何もかも思い通りにならなくてもいい。

それでも、

「今日も悪くなかったな」

「明日はこれをやってみよう」

「次の休みはこれをしよう」

と思える。

そんな日が少しずつ増えていく。

それなら、

十分に「良い人生」と呼べるのではないでしょうか。

そして、仕事との距離も、

「何センチ離れる」

と決めるようなものではないのだと思います。

自分の状態によって変わる。

仕事が忙しい時期もある。

仕事に力を注ぎたい時期もある。

逆に、家族や自分の生活に力を注ぎたい時期もある。

だからこそ、

その時々で、自分にとってちょうどいい距離を探していく。

それでいい。

私はこれからも、きっと仕事との距離に悩むと思います。

また近づきすぎることもあるでしょう。

仕事に熱くなりすぎることもあるでしょう。

嫌なことを引きずってしまう日もあると思います。

でも、以前とは少し違います。

「あ、また仕事と自分が近くなっているな」

と気づけるかもしれない。

そして、

「少し離れてみよう」

と思える。

それだけでも十分なのだと思います。

仕事を人生からなくす必要はない。

仕事を嫌いになる必要もない。

ただ、

仕事を、人生の中の一つの場所に戻してあげる。

そして空いた場所には、

自分の生活を入れていく。

そうやって少しずつ、

「仕事中心の人生」から、「自分の人生の中に仕事がある」状態へ。

これが、今の私が探している距離なのだと思います。

そして今日も仕事が終わったら、

「今日一日、頑張った。さあ、何をしようか」

そう思える自分でいたい。

仕事の外側には、

まだまだ自分の人生が残っていますから。

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