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人生を何か1つに預けない①~資格を取れば、人生が変わると思っていた~232

第1章 「学歴があれば」と思っていた

実は、私は学生時代にも似たような考え方をしていました。

「学歴があれば、人生はうまくいく」

そんなふうに思っていた時期があります。

良い学校に行けば、良い仕事に就ける。

良い仕事に就けば、安定した生活ができる。

そうなれば、きっと人生も良くなる。

今思えば、とても単純な人生設計です(笑)。

もちろん、学歴には意味があります。

学歴によって開かれる道もありますし、努力して得たものには、それなりの価値があります。

ただ、当時の私が学歴に期待していたものは、それ以上でした。

「学歴」という一つのものに、

自分の人生を良くしてもらおうとしていた

のだと思います。

そして、社会人になった私は、今度は別のものに期待するようになりました。

それが「資格」でした。

第2章 今度は「資格さえあれば」

資格を取れば、今の自分とは違う人生が待っている。

そんな期待がありました。

資格を持っている自分。

専門知識を持っている自分。

それによって評価され、収入も増えて、今より充実した人生を送っている自分。

そんな未来を想像していたのだと思います。

もちろん、資格を取得するためには勉強が必要です。

努力も必要です。

だから、一見すると非常に前向きな行動に見えます。

でも、今振り返ると、少し違いました。

私が本当に欲しかったのは、資格そのものではなかった。

資格を取った「後」の人生が欲しかった。

ここが重要だったのだと思います。

「この資格を使って、こんな仕事がしたい」

ではありません。

「この資格を取れば、人生が良くなる」

だったのです。

つまり私は、資格を「道具」として見ていたというより、

人生を変えてくれるもの

として見ていたのです。

第3章 「人生逆転」という言葉に惹かれる

「人生逆転」という言葉があります。

昔の私は、この言葉が結構好きだったように思います(笑)。

今の自分から、一気に違う場所へ行く。

今までのことをひっくり返す。

何かを手に入れることで、人生が大きく変わる。

そんな物語に惹かれていたのでしょう。

考えてみれば、学歴も資格も、形は違っても同じでした。

「これさえあれば」

という発想です。

学歴さえあれば。

資格さえあれば。

お金さえあれば。

良い会社に入れば。

出世すれば。

何か一つを手に入れることで、自分の人生全体が変わる。

そんな考え方です。

もちろん、それらが人生に影響を与えることはあります。

でも、それだけで人生そのものが決まるわけではありません。

40代になった今だからこそ、そのことが少し分かるようになってきました。

第4章 今なら「資格は道具」と思える

資格を否定するつもりはありません。

むしろ、明確な目的があるなら資格は非常に有効だと思います。

「この仕事をしたい」

「この専門性を身につけたい」

「この資格がないと、この仕事ができない」

そういう目的があって、そのために資格を取得する。

これは、とても合理的です。

でも、

「何か資格を取れば、将来が安心になる」

という理由だけなら、私は少し立ち止まって考えてみてもいいと思うようになりました。

私は昔、

「人生を変える何か」

を探していました。

でも、今は少し違います。

人生を一気に変えてくれるものを探すより、

自分の生活を少しずつ変えていく。

その方が、自分の人生を生きている感覚があります。

ウォーキングをする。

体を鍛える。

家のことを少し整える。

お抹茶をいただく。

ブログを書く。

仕事との距離を考える。

家族との時間を過ごす。

一つ一つは、とても小さなことです。

資格を取るような「大きな挑戦」と比べれば、地味かもしれません。

でも、こうした小さなものが積み重なって、

「今日の自分」

を作っている。

最近は、そんなふうに感じています。

まとめ 人生を変えてくれる「何か」を探していた

昔の私は、

「人生を変えてくれる何か」

を探していました。

学歴だったり、資格だったり。

それを手に入れれば、人生はもっと良くなる。

そう信じていました。

今思えば、これは「資格が欲しかった」というより、

「今の自分から抜け出したかった」

のかもしれません。

だからこそ、「これさえあれば」というものに惹かれた。

でも40代になった今、少しずつ分かってきました。

人生は、何か一つのものに預けるものではない。

資格も、学歴も、お金も、仕事も。

どれも人生の一部です。

大切なものではあります。

でも、

それ一つに、自分の人生全部を背負わせなくてもいい。

人生を変えるために必要なのは、もしかすると「何かを手に入れること」ではなく、

自分の生活を、自分で少しずつ変えていくこと

なのかもしれません。

そんなことを考えるようになった40代の今。

昔の自分を振り返ると、

「ずいぶん大きなものに期待していたな(笑)」

と思います。

でも、そんな自分がいたからこそ、今の自分がいる。

だから過去を否定するつもりもありません。

ただ一つ、今ならこう言える気がします。

人生を、何か一つに預けなくてもいい。

その理由を、もう少し自分自身に問いかけてみたいと思います。

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