こんにちは、ヨハニです。
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ここまで、「優しさ」について、自分なりに考えてきました。
第1話では、昔の私は「優しさ」というものがよく分からなかったこと。
第2話では、自分の感情を扱い、時間を置くことを覚えたこと。
第3話では、相手の行動を表面だけで判断せず、その背景まで考えるようになったこと。
こうして振り返ってみると、以前よりも人間関係を落ち着いて考えられるようになったと思います。
でも、ここで一つ問題が出てきました。
相手のことを考える。
相手の気持ちを考える。
相手の事情を想像する。
それは大切です。
では、
「自分の考えは、どうすればいいのだろう?」
私は最近、そこについて考えるようになりました。
第1章 「優しい人」は、何も言わない人なのだろうか
「優しい人」と聞くと、何となく、
怒らない。
否定しない。
人に譲る。
相手を傷つけない。
そんなイメージがあるように思います。
だから、
「相手のことを考えるなら、自分は我慢した方がいいのではないか」
と考えてしまうことがあります。
私自身も、昔は「優しさ」をそんなふうに捉えていたところがありました。
自分を差し置いて人に譲る。
自分が我慢する。
相手に合わせる。
それが優しさなのだろう、と。
でも、今は少し違うと思っています。
もし、
「相手のためだから」と自分の気持ちをずっと押し殺していたら、果たしてそれは本当に優しいのでしょうか。
私は、少し違うような気がします。
なぜなら、自分の感情を無視しているからです。
第2話でも書いたように、私は自分の感情をきちんと扱うことを覚えてきました。
嫌なものは嫌。
悲しいものは悲しい。
納得できないものは納得できない。
まず、自分の感情を知る。
その上で、どう行動するかを考える。
だから今は、
「優しさ=我慢すること」ではない
と思っています。
第2章 自分の考えを表現するには、相手を考えなければならない
最近、私が「自分の考えを表現することも優しさなのではないか」と思うようになった理由があります。
それは、
自分の考えを相手に伝えるには、相手のことを考えなければならないからです。
例えば、何かを伝えるとき。
何を言うのか。
どんな言葉を使うのか。
どのタイミングで伝えるのか。
どこまで伝えるのか。
今、伝えるべきなのか。
少し時間を置いた方がいいのか。
考えてみれば、いろいろなことを考えています。
ただ感情のまま、
「私はこう思う!」
と言うだけなら、そこまで相手のことを考える必要はありません。
でも、
「自分の考えを、相手にどう伝えればいいだろう?」
と考えた瞬間、そこには相手が存在します。
自分だけでは成立しない。
相手がいるからこそ、考える必要がある。
そう考えると、
「考えてから行動する」
という一連の流れそのものが、優しさの一部なのではないかと思えてきます。
第3章 「自分を持つこと」と「相手を考えること」は両立できる
私は、人間関係において距離感が大切だと思っています。
相手に近づきすぎない。
相手の感情に飲み込まれない。
相手の問題を、自分の問題にしない。
でも、それは冷たくなるということではありません。
むしろ、自分自身を保つことができるからこそ、相手のことを考えられる。
そう思うようになりました。
例えば、
「私はこう思う」
という自分の考えがある。
でも、
「相手はどう感じるだろう?」
とも考える。
この二つは、両立できます。
自分を捨てる必要もない。
相手に合わせきる必要もない。
かといって、自分の考えを相手に押しつける必要もない。
その間に、
「私はこう思っている。でも、あなたはどう思う?」
という関係をつくることができる。
私は、これが人間関係における一つの成熟なのではないかと思っています。
第4章 「言わない優しさ」と「伝える優しさ」
もちろん、何でも言えばいいわけではありません。
言わない方がいいこともあります。
今は伝えない方がいいこともあります。
相手が受け止められる状態ではないこともある。
だから、「自分の考えを表現すること=いつでも何でも言う」という意味ではありません。
ここでも、やはり大切なのは、
考えること。
時間を置く。
相手を見る。
自分を見る。
状況を見る。
そして、
「今、これは伝えるべきだろうか?」
と考える。
その結果、
「今は言わない」
と決めることもある。
逆に、
「これはちゃんと伝えた方がいい」
と判断することもある。
つまり、優しさとは「言う・言わない」という単純な話ではなく、
相手と自分の両方を考えた上で、どう行動するかを選ぶこと
なのではないでしょうか。
そう考えると、私が最近感じている「優しさ」は、かなり現実的なものです。
自分を犠牲にしない。
相手にも押しつけない。
感情だけで判断しない。
そして、必要なときには、自分の考えをきちんと伝える。
それが私の考える「優しさ」に近づいてきました。
まとめ 自分を消さないことも、優しさなのかもしれない
昔の私は、
「優しい人=自分より人を優先できる人」
というイメージを持っていました。
だから、自分には無理だと思っていた。
でも、今は少し違います。
自分の感情を知る。
相手の感情を考える。
時間を置く。
距離を取る。
状況を見る。
そして、自分の考えを持つ。
その上で、相手のことも考えて、自分の意思を表現する。
私は、これも「優しさ」なのではないかと思っています。
自分を消すことではない。
相手に合わせきることでもない。
むしろ、
自分も相手も、一人の人間として大切にする。
そのために考える。
そして、自分で選んで行動する。
そんな生き方が、私にとっての「優しさ」に近づいてきました。
そして、ここまで考えてきて、一つの疑問が残りました。
私は今まで、
「人に優しくすること」
について考えてきたつもりでした。
でも、もしかすると違うのかもしれません。
自分の感情を扱う。
自分を守る。
相手を考える。
自分の意思を表現する。
そうしているうちに、結果として人間関係が少しずつ変わってきた。
だとしたら、
「優しさを身につける」ということは、誰かのために優しくなることではなく、自分自身の生き方を整えていくことなのではないか。
そんな考えが、今の私の中にあります。
そして次回。
このシリーズの最後に、私はもう一度、最初の問いに戻ってみたいと思います。
「優しさって、いったい何なんだろう?」
今の私なら、少し違う答えを出せるかもしれません。

